美術選修の学生のための本

美術教育共通

梶原一騎伝 夕やけを見ていた男斎藤貴男文藝春秋社(文春文庫)(2005)

『巨人の星』『あしたのジョー』等の原作者で、劇画原作者というジャンルを確立させた男の繊細にして破滅的な人間像を、徹底的な取材をもとに説得力をもって描いた労作。

鉄塔武蔵野線銀林みのるソフトバンク(ソフトバンク文庫)(2007)

鉄塔1号まで一基一基たどっていく夏休みの少年の冒険を描いたファンタジー小説。現存する武蔵野線の全鉄塔写真付きという型破りのマニアックな内容は、カルト的ファンを生んだ。

美術科教育の方法論と歴史金子一夫中央公論美術出版(2003)

美術及び教育の基本概念を踏まえて、美術教育を美術教育の方法論の教育として提案した本。後半は詳しい美術教育史になっている。

教科専門

絵画

近代絵画史・上・下高階秀爾中央公論新社(中公新書)(1975)

美術史研究家・高階秀爾氏によるヨーロッパ近代絵画の歴史を平易に概説した入門書。19世紀初頭ゴヤから20世紀半ばモンドリアンの抽象絵画までの代表的画家の業績と美学的理念、表現方法を通じて明らかにしている。

絵画の教科書谷川渥監修日本文教出版(2001)

美学者・谷川渥氏監修による大学生のための絵画の教科書。全180項目を画家、版画家、美術史家、美学者、美術館学芸員、色彩学者、絵具研究家、美術教育者など多彩な絵画のエキスパート53人が執筆している。

彫刻

近代彫刻史ハーバード・リード言叢社(1995)

著者の『近代絵画史』の姉妹篇として構想され、西洋近代の彫刻を理解する上で欠かせない必読書である。

ロダンの言葉ロダン/〔述〕 高村光太郎/編訳沖積舎  (2005)

ロダンには自ら書いた文章は少ない.本書は,高村光太郎が折にふれて訳出したロダンの談話筆録を編集したもので,日本の明治期に彫刻や芸術を目指す若い青年に圧倒的な支持を得た。今日の彫刻研究において、また、当然ロダン研究においての基礎的な資料となる。

美術教育

図画工作科教育の基礎知識向野康江海林洋行・出版部(2007)

(1)描画発達段階について(2)図画工作科教育の役割(3)表現、鑑賞における教材の種類とその評価方法のあり方(4)初歩的な教育技術例、で構成。美術教育の教材開発をしていく上でも知っておくべき要素、学校教育における図画工作や美術の教科において普遍的であろうと考えられる知識や教育方法を紹介し、「描かせる技術」や「発想させる技術」についても考案・紹介している。

美術史

芸術と進歩:進歩理念とその美術への影響エルンスト・H・ゴンブリッチ中央公論美術出版(1991)

美術が「進歩」するとは何を意味するか。20世紀を代表する美術史家のひとりがこの根本的な問いに誠実かつ歴史的にアプローチする。読むには一般的な西洋美術史の知識が前提となるだろう。

わが秘められた生涯サルヴァドル・ダリ新潮社(1981)

「20世紀最後の巨匠」で文才にも恵まれたダリの圧倒的に面白い自伝。その徹底した自己肯定といい、破天荒なアイディアといい、肥大化した個性を完全に演じきった画家の半生。

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