英語選修の学生のための本

コリンズ・コウビルド英語辞典(改訂第5版)John Sinclair (編)トムソンコーポレーション・トムソンラーニング(2006)

英語学習者向けの英英辞典である。単語の説明が平易な言い回しで書かれているのでわかりやすいし読みやすい。さらに、用例も多く、しかも現代の小説、新聞、雑誌等に用いられているものばかりである。現代英語の学習にはもってこいの辞書である。

ハートで感じる英文法大西泰斗、ポールマクベイNHK出版(2006)

NHKテレビの「3か月トピック英会話」が1冊の本になったものである。英語を機械的に学習するのでなく、英語の感覚を身につけることが英語学習に重要であると説く。大変読みやすく、これまでの学校文法とは発想が違う。

思考の整理学外山滋比古筑摩書房(ちくま文庫)(1986)

いわゆるレポートではなく論文を書く際に重要なことが巧みな比喩をまじえて書いてあり、大変有益です。論文を書き始める土壇場で読むのではなく、時間的に余裕があるときに読むべきものです。書かれたのは20年ほど前ですが、最近また注目されてきています。

日本人になった祖先たち篠田謙一日本放送出版協会NHKブックス(2007)

ミトコンドリアDNA分析の手法により、人類の拡散の歴史や日本人の起源と拡散に迫る大変面白い本であり、日本語の起源に関する議論にも大きく関わるものです。知的興奮をする本と言ってよいでしょう。

英語教育

英語スピーキング論―話す力の育成と評価を科学する (英語教育研究リサーチ・デザイン・シリーズ) 馬場哲生河源社 (1997)

第2言語・外国語としての英語スピーキングについて、今日までの主要な研究をまとめ、今後の研究課題を整理し、研究方法を具体的に提案することを目的として書かれたものである。この分野で卒論を書いてみたい人の必読書である。やや専門的である。

An Introduction to LanguageVictoria Fromkin, Robert Rodman, Nina HyamsHeinle(2006)

英語の言葉そのものの構造・仕組みに関する入門書である。アメリカの大学で最もポピュラーな概論書のひとつである。私が読んだのが第1版で、版を重ね現在は第8版となっている。

The practice of English language teaching (3rd ed.)Harmer, J.Pearson Education(2001)

英語教育全般について考えさせられる本。第三版というところからわかるように、この種の本では古典的なガイドブック。

Testing for language teachers (2 ed.)Hughes, A.Cambridge University Press(2003)

評価に関しての基本書。私の評価の授業の元にしている。

中学校英語授業指導と評価の実際杉本義美大修館(2006)

薄い本だが、様々な実践での示唆に満ちている。

フルハウス(ファースト・シーズン). (DVD)Franklin, J.(監督)ワーナー・ホーム・ビデオ(2005)

英語の練習に最適。徹底的に聞き込んで、まねしてください。いまのところシーズン5まで。

英語学

日本人の英語マーク・ピーターセン岩波書店(岩波新書)(1988)

日本人が間違えて書きやすい表現の指摘と、類似の表現の区別が、具体例をあげてなされており(たとえば as と because の違い等)、英語を書くときだけでなく読むときにも役立ちます。

英語小論文の書き方加藤恭子、ヴァネッサ・ハーディ講談社(現代新書)(1992)

英語と日本語のロジックの違い、日本語のエッセイを英語のエッセイとして適切に表現するためにはどのようにしたら良いかなど、単なる分ではなく段落の展開の仕方などが具体的に論じられており、大変有益です。

理科系のための英文作法杉原厚吉中央公論社(中公新書)(1992)

自然科学において英語で論文を書くときの注意点を、談話文法という言語学の1分野の知見をもとに、具体的に述べており、ある文脈で使える類似の表現がリストされている点と合わせて、役立ちます。著者は工学博士であり言語学者ではありませんが、言語学の立場から見ても納得のいく主張が多くなされています。

アメリカ文化

アメリカ1920年代―ローリング・トゥエンティーズの光と影英米文化学会編 君塚淳一監修金星堂(2004)

アメリカ的生活が出来上がった、とされる1920年代アメリカを様々な角度からアプローチした本書は、20年代のみならず現代のアメリカも理解できるようになる内容。コラムも充実、巻末には当時活躍した偉人たちの解説「人物ズームアップ」も。

アフリカ系アメリカ人ハンディ事典松本昇・三石庸子・君塚淳一南雲堂フェニックス(2006)

アフリカ系アメリカ人に関する事項は文学から映画や音楽そして政治まで網羅した事典。ちょっと調べる時も、また読みものとしてもおおいに「使える」、事典というより本。サイズも小さく軽くて手軽。

「民族」で読むアメリカ野村達朗講談社(現代新書)(1992)

アメリカと向き合うときには、必ず必要なキーワードが「民族」と言って過言ではない(本当はどこでもそうだけど)。このへんの知識が入っていると、例えばアメリカ映画を観ていても、かなり見方が変わってくるのでは、と思う。

ユダヤ系アメリカ人本間長世PHP研究所(PHP新書)(1998)

多民族国家アメリカの中でも、政治・経済・文化などとワスプに比べれば遅く到着した移民でありながら、活躍するユダヤ系アメリカ人。彼らの活躍を、歴史や人物、文化など様々な分野からコンパクトにまとめあげた書。

ニューヨーク亀井俊介岩波書店(岩波新書)(2002)

アメリカ文学者のよるニューヨークの歴史そして文化(文学)面からの紹介。とても読みやすく、面白く「なるほどそうだったのか」と納得することも多い。巨大都市ニューヨークがぐっと身近に感じられる一冊。

イギリス文化

物語 大英博物館-二五〇年の軌跡出口保夫中央公論新社(中公新書)(2005)

ロンドン観光名所の大英博物館。その誕生秘話とこの博物館に関わる様々なエピソード群。英国文化史に興味のある人、観光計画している人におすすめ。

ロンドン塔-光と影の九百年出口保夫中央公論新社(中公新書)(1993)

観光名所ロンドン塔の知られざる歴史的エピソード群を紹介。かつては動物園だったり、牢獄だったり・・・

イギリス近代出版の諸相清水一嘉世界思想社(1999)

イギリスにおける近代的な出版は18世紀から始まったが、その背景を平易に説明した入門書。

概説イギリス文化史佐久間 康夫ほかミネルバ書房(2002)

イギリス文化を多面的に概説した入門書。これを土台にして研究を深めていくとよいだろう。

ジェイミーのスクール・ディナー(DVD) ジェイミー・オリヴァーアーティストハウス(2007)

イギリスの学校給食問題を取り上げたドキュメンタリー。給食が生徒の健康を蝕んでいた? ロック調のBGMで、テンポ良く深刻な問題を一気に見せてしまう秀逸な作品。

イギリス文学

対訳 ワーズワス詩集山内久明岩波書店(岩波文庫)(1998)

対訳シリーズの一つで、ワーズワスの重要作品を取り上げている。訳では物足りなくなった人のためにおすすめできるシリーズ。他にシェイクスピア、ブレイク、コールリッジ、キーツ、テニソンなどもある。

はじめて学ぶイギリス文学史神山 妙子ミネルバ書房(1984)

イギリス文学の流れが概観できる入門書。作家と文学作品の説明だけでなく、歴史的背景の説明や作品の一部も対訳で紹介されている。

イギリス・ロマン主義事典松島正一北星堂(1995)

18-19世紀の産業革命期の文学と文化を知る上で、必携の一冊。約300項目、各1500語程度で完結に要点が説明されており、レポートや論文作成にも役立つ。

The Curious Incident of the Dog in the Night-Time Mark Haddon Vintage(2004)

本格的推理小説を英語で読みたいが、語彙力に不安がある人にお勧め。数学と論理的思考には優れている、知的障害のある子供が、謎の殺犬事件を解決する。イギリスでウイットブレッド賞を受賞した名誉ある作品。

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